「…沙夏、チャン。」

「はい?」

リビングに行くと、結衣サンからビックリされた。

「どこか変ですか?」

「全然。ただ、俊吾が好きそうだなぁって…。」


「沙夏、行く…ぞ。」

「うん!!結衣サン、奏太の事お願いします。「行ってきます。」」

「行ってらっしゃい。」



「んんっ。」


車に乗ってすぐキスされた。
「エロいな。」

俊吾なりの褒め言葉。

「いいじゃん。」

「他の人に見せたくない。」
「大丈夫だって。」

「だといいんだけど…。」

「どこに連れて行ってくれるの?」


車は、いつもは行かないような街中の方へと進んでいる。


「イルミネーションが綺麗な所があるって聞いたから、そこに行ったみよう。」

「うん!!」

イルミネーションかぁ…。

楽しみだな。