「「ただいま。」」
「お帰り。」
リビングには、結衣サンだけしかいなかった。
「みんなは?」
「自分たちの部屋で何かしてる。」
「ふーん。奏太も弘樹と遊んで来い。」
「うん♪」
今日はゆっくりと時間が流れて行ってる気がする。
「結衣サン、これ奏太のミルクです。今日はミルクじゃないと納得してくれないと思うんで…。お願いします。」
「はいよ。」
夕方まで何してよっかな…。
「俺、寝てるな。」
「わかった。」
昨日の荷物片付けて置こっ。
奏太のバスタオルは置いてないといけないし…。
持ち帰れるのは、昨日着てた服だけか。
少しだけ横になってよ。
……