「沙夏チャン、ごめんね…。嫌ならプランナー替えるから。」

「俊吾が心配してるだけだから、大丈夫。今は放っておくよ。」

俊吾が心配している事は何となくわかる。普通の男性なら、当たり前の感情だと思う。

「最近、沙夏チャン俊吾の扱い上手くなったよね。」

「そうですか?」

全く自覚ない。

「奏太と同等って感じ。」

まぁ子どもっぽいけど…。
「そこまでは…。」

「大変だろうけど宜しくね。」

「はい。」

食器を片付けて、皆で一休み。



「沙夏、出かけるぞ。」

いきなり俊吾がリビングに来て一言。

「行っておいで。俊吾なりに何か考えたんだろうから。」

「はい。なら行ってきます。」