教師×教師



「ちょっとこのままにさせて。」

起き上がってすぐ、膝に横になってきた。

何気に置いた俊吾のおでこが熱ぽい。



「熱計ってみて。」

コクッ。



ピピピ。

37.8度。
やっぱり熱あったか。

「ベッドに行こう。」
「ぅん…。」

熱冷シートと氷枕を俊吾に渡して…。

「俊吾、風邪薬飲んで。」

「ぅん…。」

ゴックン。

「…沙夏、寒い。」

毛布とかいつもよりも多めに掛けて、私も布団に入った。

「大丈夫?」

「あぁ…。ゴホゴホ。おやすみ…。」

「おやすみ。」

明日の仕事は、休みだなぁ…。

早めに病院に行かせないと…。