3組からは、騒ぎ声が響いている。 「ほら授業始めるよ!!」 「「奏太クン居るんじゃん!!」」 「こんちゎ…。」 恥ずかしがっちゃって。 「奏太居ても、普通に授業するからね。」 「「はぁい」」 奏太には適当に紙と鉛筆を渡して、教卓の近くに座らせた。 「みんな予習して来てるよね?宏生、この文訳して」 「ー母は私に誕生日プレゼントをくれたー」 「完璧。この文には、受け身が使われているの」 「ママ…」 …… … 「んじゃワーク書いて、終わった人から点検受けて」