「俺んちでいいだろ?」

「ぅん…」

もう早くも俊吾の車の中。


「…着きましたよ。」

「ここ?」

車が止まったのは、大きなマンションの前。

「あぁ。」


「「ありがとうございました。」」

また、俊吾にお金払ってもらっちゃった…


エレベーターに乗り着いたのは、5階の一番奥の部屋。

――501


「どーぞ。」

「お邪魔しまぁ…す」


「リビング一番奥の部屋だから、適当に座ってて。俺、着替えてくる。」

「分かった。」