「沙夏チャン、ごめんね。」

「ううん。弘樹クンも悪気は無かったと思うし。」

「うん。あっ、沙夏チャン達先にお風呂入っちゃっていいよ。」


……


「俊吾、お風呂…って、邪魔だった?」

「別に。予行練習してただけ。風呂、一緒に入るか?」

「うん。」


予行練習してたって、読んでた本、エロ本じゃん…。


「怒ってるのか?」

「別に。ただ予行練習って、必要かなぁって。」

「分かってねぇな。どうすると沙夏が喜んでくれるか、考えてたんだ。」

「あ、ありがとう」

エロ本を参考にされても…。


「言っとくけど、あのエロ本俺のじゃないからな。」

「知ってる。俊吾が好きなのって確か…。」

「それ以上言うな。」

「はぁ~い。」

つまらないの。