「沙夏チャン、これ…」
結芽チャンが、私の手に何かを握らせた。
「……結芽チャン!!」
「あはは。まっ、お使い下さい☆」
結芽チャンが渡したのは、1回分の避妊具だった。
「んっも。ちゃんと自分たちの分あるんでしょうね」
「ご心配なく。さっき買って貰ったから」
そういえばさっき、結芽チャン単独行動してたっけ。
知らずに買って貰ってたんだ。
「結衣サンは、どう思っているんですか?」
私達の会話を、聞いていたはず。
「私も早かったから、何とも言えない。だから、避妊さえちゃんとすれば後は、自分たちの責任でしょ。って、助産師の私がこんな事言っていいのかしら…」
「って事だから、許しは出てるんだよ」
ここの家の人達は、凄いや
……


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre3.png)