「お待たせしました。それでは結果発表を致します。審査の結果、圧勝で…」
お願いします……
「今野先生の勝利です。」
…勝った!!
「「ありがとうございます!!」」
涙が出て来た。
「頑張ったな。」
ギューって、他の人がいる前で抱きしめてくれた。
恥ずかしい気持ちとか、全くなかった。
「ママ~」
奏太が駆けて来た。
「奏太、ありがとう!」
「ママのご飯だって、すぐ分かったよ!」
「そっか。奏太、おばちゃんの所に行っておいで。」
おばちゃんは、酷かったかな?
「うん?」
まぁ、奏太が行ってくれたから、いいんだけど。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre3.png)