(誘い方は、あくまでも作者の考えです。)


「今はどうやって誘ってるの?」

「どうやって…ん~お互いに気が向いたときにヤろっかって感じ。」

「ダメだね。そんなんだから、欲求不満になるんだよ!」

「なら春海はどうやって誘ってるの?」


私たちのやり方にダメだしするなら、聞きたい。



「んとね、小さい紙かメールに“今夜仲良ししよう”って書くの。」

「それで?」

「出来たら、一緒にお風呂に入って~雰囲気がよかったら、そこで一発。その後ベッドで続きをする。あっ、もちろん子供が寝てからね。」


メモして、帰ったら早速してみなきゃ。


「どう、出来そう?」

「私はやるよ。問題は俊吾なんだよなぁ…。」

「何、男なんか好きな女から誘われたらチョロいもんだ!」


出た…。春海の男口調。
これが出たら、もう言い返せない。


「…なんとかしてます。」

「それでよろしい。」



「あっ、そろそろ帰るね。結構長居しちゃって、ごめんね。」

「全然気にしないで。私も話止まらなかったしね。」


「そこは変わらないね。奏太、帰るょ…。」


「しー」