奈美サンの所でいいかな…。
「結芽チャン、病院何だけど、県立病院でいいかな?」
「…この事秘密にしてくれる先生がいるなら、沙夏チャンに任せる。」
「分かった。私の担当の先生なら、大丈夫だから。」
これ以上、何って言ってあげるといいか分からなかった。
※県立病院って言っても、午後も普通に診察してくれる地域密着型の病院です。
「受付してくるね。」
……
「行こっか。」
怪しまれずに受付をする事ができた。
「沙夏チャン怖いよ…。」
「そうだね…。何かあったら、俊吾に言おう。」
私だって怖い。
握りしめていたお互いの手に力が入った。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre3.png)