実家に到着。


「「こんにちは」」

…。

誰も居ないのかな?


「琉耶居ないのって、居るじゃん。返事してよね。」


「るっせえな。俺、今忙しいんだよ!」


リビングでだけど、珍しく勉強してる。


「お母さんは?」

「まだ仕事。」


「ママ、もう帰ろ?」

また、泣きそうな顔してる。


「そうだね。じゃあ、お母さん達にもおりがとうって言ってて。琉耶もありがとうね。」

「おぉ。」


奏太のお泊り道具を持って、家に帰った。



「私、奏太と一緒に留守番してるから、俊吾買い物お願い。」

「分かった。」

食費の入った財布を、俊吾に渡した。