「なッチャン、さっき押し倒されてなかった?」
食器洗い中に、いきなり稀萎が聞いてきた。
「…なぜそれを。」
見られていたのか…!?
「まっ、大体予想付くしね(笑)」
おいおい、叶依まで…。
「でもさぁ、今って授業の一環じゃん。押し倒すって、ダメだよね…」
「だよね…。どんだけヤりたかったんだ!って感じ。」
「本当っ。ヤりたいなら、家でごゆっくりどうぞ。」
二人とも凄いこと言ってるよ…。
「で、でもお預け喰らってるから、仕方ないのかも。」
「「えっ!?」お預け喰らってんの!?」
…言うんじゃ無かった。
「俊チャン、可哀想・・・。」
可哀想って言われても…。
「色々と忙しいの!」
家に帰れば奏太がいるし、ご飯の準備もある。それに、酷い時には雑用もしないといけない。こんなので、「はい、ヤりますか」なんてとても言えない。
♪♪~♪…。
電話だ。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre3.png)