あれから数日経って、今日は登山の日。

奏太クンはお母さんに預けた。


朝からテンションが高い俊吾。私はかなり低い…

今は登山口に向かっているバスの中。


「沙夏、大丈夫か??」

「…気持ち悪ぃ」

山道に入ってから、吐き気が強くなった。


「着くまで寝てろ。」

「ぅん…」

目を閉じたら、どっと疲れが出て来た。

相当疲れていたみたい。



………