大悟を、相談室に連れて来た。


「んで、何したんだ? あっ、もしかして沙夏チャン絡みだろ。」

「あぁ。」

言わなくても気付くとはすげぇな。



大悟にコーヒーを渡して、本題に。


「さっきクラスの男子が来て、相談あるからって話を聞いたら、沙夏の事好きみたいって…」

すげぇ病んできた。


「争奪宣言でもされたか?」


「いや、何か黙っていると手出すかも知れないからって、俺に言いに来たらしい。」


「でもよ、お前のクラスってみんな付き合っているって噂聞いたんだけど…」

そういや、クラス内でみんな付き合っているっぽい。


「あぁ。飽きでも来たんじゃねぇの。んな事より、話しているうちに俺が告白勧めてたんだよ…」


「アホか!!お前、沙夏チャンの事愛しているんだろ。なのに何でよりによって生徒に告白勧めるとか…」