「奏太、お兄ちゃんになりたいなら、自分の事が1人でできるようになれ。」

「ぅん。」

もうお兄ちゃんになってもいい頃なんだもんね。


家に着いて、お風呂に入って後は寝るだけなんだけど…

「ママ、牛乳ちょうだい。」 「はい、牛乳。」

「沙夏、早くこっち来いよ。」 「もう少し待ってて。」

帰って来てからもする事があって、ゆっくりできない。

「ママ、タオルケットは?」 「ベッドの上にあるはずだよ。あっ、歯磨きして寝るんだよ」「はぁ~い」

あとは、洗濯物たたむだけだ。