「どーぞ。」
「お邪魔します…」

部屋の中はかなりシンプル。

教師用の机が1つとソファーと冷蔵庫があるだけ。

「ここで何するの??」

「これと言ってすることは無いけど。ここなら邪魔者いなくて2人っきりになれるかなぁなんて思ったんだけど…ったく、北沢と天野、川瀬もいるんだろ?」

「「「ちぇっ。今からいいとこ見れるかと思ったのによ。」」」

何で、3人がここにいるの??

「俺の後つけてくるなんて100年早い!! で、何の用だ?」

「別に用とか無いんだけど、2人仲良くどこ行くのかなぁって思って。」

後ろついて来てたなんて全然知らなかった。

「用無いなら戻るぞ。ついて来た罰だ、集配棚のプリント教室まで持って行け。」

「「「え~~~」」」

このプリントの量じゃあ、嫌がっても仕方無いか。
そのプリントの量は、10種類近いプリントの山。
いつの間にかこんなに集配棚に入ってたなんて…

「先行ってるからな。」