教師×教師



「俊吾、帰るよ。」

「…もう終わったのか。」


もしかして、あれから話聞いて無かったの!?


「早く奏太クンを迎えに行こう。」

「あぁ。」



奏太クンを預けている保育園は、学校と同じ敷地内にあるから助かる。
だから、迎えも徒歩。



「部屋割りなんだけど、どうしても私と一緒がいいって言うなら、私が俊吾の部屋に行くから。ダメかな?」

……。

「父さんもいるんだぞ?」

「それは承知してる。もし俊吾が部屋に来たら、近藤先生に迷惑かけちゃうでしょ?」

「俺はただ、沙夏とイチャつければいいんだけど…。」


ったく、仕方ないなぁ。