「この子、俺の息子なんだ。名前は奏太。本当の母親は小林先生だけど、産んで俺が引き取ってからすぐ、他の男と結婚した。今は、沙夏が母親代わりになってくれているんだ。それで、俺ら結婚することにした。沙夏、目瞑って。お前らも。」
何だか分からないけど、目を瞑った。
「いいぞ。」
薬指に、指輪がはめてあった。
「これ…」
「俺と結婚して?」
プロポーズだった。
「はい。」
まさかみんなの前でプロポーズされるとは思ってもいなかった。
「んっ///」
返事をしたらすぐキスをされた。
貸し切りだからよかったけど、みんなの前でとかあり得ない。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre3.png)