「「なッチャン、どうしたの!!」」 みんなが集まってきた。 「走り出してすぐ、足首を捻っちゃって…」 「誰か、椅子持ってきてくれ。」 「分かった。」 ……私以外大きな怪我人がなく、無事に体育祭が終わった。 さっきよりも痛みも引いてきた。 「…1位になったから、打ち上げしない?」 「まぁいいけど、怪我してよく能天気でいられるな。」 「怪我したくてしたんじゃないし…」 「ってかお前、普通に立っているけど、痛くないのか?」 「うん。」 あれからずっと、じっとしていたら痛みが消えていた。