朝。
珍しく、いや、初めて俊吾より早く起きた。

まだ二人とも夢の中。


朝ご飯準備しないと。

卵焼き焼いて…

昨日知ったんだけど、奏太クンも卵焼きが好きだった。

親子ってここまで似るんだね。



「ぉはよぉ~」

「おはよ。」

奏太クンが先に起きてきた。


「ご飯まだ? おなか減ったぁ」

「パパ起きてからね。あっ、起こしてきてもいいよ。」


なんで今日は俊吾起きてくるの遅いんだろう…
別に夜遅く寝たわけじゃあないんだけどなぁ。



「ったく、もう少し寝かせててくれよ。」

やっと起きてきた。

「今日出かけるんじゃなかったの?」

「んだっけな。奏太、今日遊園地に連れて行くからな。」

「やったぁ!!」