｢その様子じゃあ、結婚はまだみたいね。｣
ﾘﾋﾞﾝｸﾞに入ってすぐ結衣ｻﾝに言われた。

その後すぐ、俊也ｻﾝと大悟(だいご)ｻﾝが帰ってきた。

大悟ｻﾝは、俊吾のお姉ちゃん(夕美：ゆみ)の旦那さん。私達と同じ学校で2年生の先生をしている。ってことを、最近知った。

2人は、ﾘﾋﾞﾝｸﾞに入ってきてすぐｷﾚた。
｢俊吾、沙夏ﾁｬﾝ。今日何の日だったか覚えてるよな?｣
今日って何か有ったっけ?何で俊也ｻﾝと大悟ｻﾝが怒っているか分からない。

｢ﾔﾍﾞｪ、今日職員会議って事忘れてた。｣
えっ!?
手帳を見るとちゃんと“職員会議”って書いてあった。
｢2人して忘れてたとか、はぁぁ~ｲﾁｬつくのは今だけにしろよ。それと、何でか分からないけど仁藤先生ｶﾝｶﾝだったからな。午後から学年の会議あるみたいだからちゃんと行け。｣
｢これ、今日使った資料だ。目通しておけ。｣
｢｢はぃ。｣｣
すっかり職員会議あるって事忘れてたよ~。それに、仁藤先生ｶﾝｶﾝだったとか…

｢沙夏、帰るぞ。｣
｢うん。｣
｢まだ、ちゃなつと遊ぶ~」
私だって奏太ｸﾝともっと遊びたいけど、今はそれどころじゃないんだよ…
｢後でまた来るから。いい子にしてろよ。｣

｢｢お邪魔しました。｣｣

急いで俊吾の家に戻って、会議に必要な荷物を持って学校に行った。
けど、まだ他の先生達は居なかった。からｾｰﾌ!?