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「…沙夏起きろ。」
「ウーン。…おはよぅ。」
「おはよう。夜そのままで寝たから、風呂入って来い。その間ご飯準備しておくから。」
「うん。」
そういえば、夜終わってすぐ寝たんだ…
俊吾は疲れてないのかなぁ、朝早く起きて…
……
お風呂場から出ると、美味しそうな匂いが漂ってきた。
「上がったよ。」
あっ、スクランブルエッグだ!!
「あぁ。もう少しでできるから座ってろ。」
「うん。」
テレビでも見てよっかなぁ。
…どこもニュースばっかりだ。でも俊吾、社会の先生だからニュース見るよね?
「YBCつけてて。もう少しで面白いの始まるから。それと、これそっちに運んで。」
「うん。」
運ぶものは、今出来立ての野菜スープだった。 朝から手込んでる!!
「「いただきます。」」
朝食は、トースト2枚、スクランブルエッグ、野菜スープにオレンジジュースだった。


![叶わぬ恋〜先生〜 [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre3.png)