【完】晴 時々 雨




色香の漂う目を

這いまわる手を

耳の奥に響く声を

程良く鍛えられた筋肉を



狂おしいほどに求めた



どこの誰かもわからず

事が済んだら

いなくなってしまうかもしれない男を



あたしは求めた



彼に抱かれていると

とても満ち足りた気分になる



彼がうまいのか

体の相性が良いのか



それとも

タブーのせいか



こんな関係なのに

虚しさを感じないなんて



まるで悪夢だ