「いつもこんなことしてるの?」
なんとなく足を止めた公園で
あたしから口を開いた
「慣れてるよね」
小さく笑うと
責めているわけでもないのに
少年はバツが悪そうに口を尖らせる
「ムカつくヤツ、多いから」
ぽつりと言った横顔は
世界中が敵だと思っているように見えた
有り余るエネルギーを
全部怒りに変えてしまったみたいだ
「あんた、何年生?」
あたしが聞くと
少年は目を丸くしてあたしを見た
「は?同じ学年じゃん」
あたしを知っているような口ぶりは
まさか
「え?学校一緒?」
知らなかった
同い年の子ども達に
全く関心がなかったから


