【完】晴 時々 雨




「…が…嫌がる…から…?」



今度は間違いなく

怒りに体中を震わせながら

わたしは声を絞り出した



「わたしが嫌がるから…?

嫌がらなきゃ、やっていいと思ってるってこと?

悪いことだって…思ってないってこと…!?」



怒りが



抑えられない



「おかしいよ!

谷君もサツキちゃんも!

わたしは許せない…っ」



熱い涙が溢れてくる



もう



限界



「もう…谷君のこと…

好きでいられない…」



わたしは

最後の一言を

谷君に突き付けた