谷君 なんでもないって 言ってくれるよね? でも 怖い わたしが一番聞きたくない言葉を 言ったりしないよね? 谷君… お願い… 「あぁ… 俺そんなに学校休んだっけ。 ごめん、気付かなかった」 拍子抜けするほどの 谷君の軽い口調 「でもそれどころじゃなかったんだ」 それどころ…? わたしのことなんて かまっていられないって そういう意味…? そして谷君は 最後に 言った 「雨宮のこと ほっとけなかったんだ」 目の前が 真っ暗になった気がした