翌朝 登校した瞬間から 教室の空気が 何かおかしいことに気付いた わたしが教室に足を踏み入れた瞬間 雰囲気ががらりと変わるのを 確かに感じたんだ わたしは誰にもあいさつができないまま 自分の席に着いた ふと 笹川さんの席の方に視線を移すと 「……っ」 息をのむほどの 冷たい目で わたしを見ていた