11月に入り、段々とカイロを使う日が増えてきた 相変わらずの先生と、相変わらずな私 文化祭以来、何故か仲良くなった純くん なんだか不思議な関係ができあがっていた 今日も私は3階の生物準備室へと向かう 「先生?いる?」 「ああ。今日もご苦労様。すぐ終わらせるから待ってて」 私は近くの椅子に腰をおろした 準備室は先生の飲むコーヒーの匂いが染み付いていた