月曜日。 「おはよう!須具利さん。」 昇降口で、二ノ宮くんに声をかけられて、ドキッとした。 「お……おはよう。」 目を会わせられなくて…… 返事をして、横を向いた。 「ごめん…用事を思い出したから、先に行くね。」 嘘を言ってその場から、離れた。 二ノ宮くんの顔を見ただけで、あのことを思い出して、動揺してしまう。 ─服は似合っていたけど……。 色んな意味でドキドキが止まらない。