「っ……」 限界に近づいて、リュウの肩を軽くたたく。 リュウもそのサインに気づいてくれたのか、 やっと唇を離してくれた。 「ぷはっ…」 「もしかして、息とめてたの??(笑) かわいっ(笑) ん…オレンジジュースの味」 一気に、恥ずかしくなった。 「リュウえろいぞー!(笑)」 「奈瑠が困ってるぞー(笑)」 「過激ー(笑)」 かぁぁぁっ――― こんな経験した事のない私は、なんだか悪口を言われてる気がした。 「…帰る…………………」