だけど。 あたしが「その気持ちわかる」なんていうことじゃない、って思うから。 恭二が見つめてる先、フロントガラスの向こうに広がるまばゆい光の粒をあたしも見つめた。 「・・・クリスマスの色・・・」 つぶやいたあたしの声に、恭二が少し体を動かしたのがわかった。 「クリスマスの色?」 「うん・・・・なんとなく緑と赤が多いと思うから」 「・・・そう?」 「・・・・うん」 あたしが過剰にクリスマスを意識してしまう理由。 クリスマスの思い出・・・・ 苦いものしか・・・・あたしにはない。