Flower -光を探して-

「あ、はい。これです・・・。」

鞄から出した履歴書を手渡した。

店長が目を通している間、どこに視線をやればいいのか分からず、テーブルを見つめる。




「栗山瞳さんね。これから宜しく。友達も一緒だから、すぐに慣れると思うよ!最初は分からないことばかりだろうけど、僕や他の人にどんどん聞いてくれたらいいから。」

一通り見終わった店長が、顔を上げた。

視線が合い、再び緊張してしまう。

「まあ、そんなに緊張しなくても大丈夫だから!とりあえず、今日ちょっとは入れるかな?」