登校中に、バレー部の子達とすれ違った。

やはり、目を合わすことなく無視された。

が、私はもう気にしないことにした。




私には、未央という生まれて初めて親友と呼べる人が出来たから。

自分の中で、少し自信がついたのかも知れない。


家庭環境は相変わらずだが、友達がいると思うと頑張れる気がした。

まだ時々、父から部活を辞めたことをグチグチ言われることもある。

でも、私にはもう後悔は無かった。

今は、前に向かって進みたい気持ちでいっぱいだった。