「関係ないやとー?誰に金出してもらって学校行っとんじゃ!それに、そんな理由で辞めるなんて根性無しが。情けなくないんか!!」



父の右足が1歩大きく前に出たと思ったら、その瞬間、私の頭に衝撃が走った。


「痛っ!」

あまりの速さと予想もしなかった行動に、私は逃げる隙がなかった。

下を向き、力を入れて衝撃に耐えるしかなかった。



「お父さん、もういいから・・・。」