Flower -光を探して-

1年の後輩たちも他の2年に何か言われているのか、私に話しかけてくることが全くない。

後輩なのに、いつも私より先に帰っていた。




部室の鍵を、職員室にいる顧問に手渡す。

これも、いつの間にか私の係りになっていた・・・。




校門を出て、私の心と同じように暗くなった空を見上げる。


「はぁ・・・。」

気がつくと、ため息が出ていた。