Flower -光を探して-

お礼を言った後も、しばらく無意識に良平を見つめていた・・・らしい。



「なーにずっと見てんの?照れるだろー!」

「えっ・・・、あ・・・。」

良平は、からかうように笑いながら呟いた。

その言葉に、私はハッとして慌てて目を逸らした。



「今日は俺と未央の勝手なメールで強引にご飯行くことになっちゃったけど、ありがとな。瞳はどうか分かんねーけど、俺はすごい楽しかったから。」

「いえ・・・。私も楽しかったし、一緒にご飯に行けて嬉しかったです。」



ゆっくりと視線を戻す。

すると、良平の視線とぶつかった。