『何で未央が返事してるんだよ!(笑)
でもマジでOKなん?普通にめちゃ嬉しいねんけど!!
じゃあ来週くらいにでも予定決めて、またメールするから。』



絵文字の無いシンプルなメール。

けれど、良平が喜んでくれていることが良く分かった。


「ほらね?良かったね、瞳!私、応援してるから。」

未央は、自分のことのように喜んでくれた。

携帯を握っている私の左手を、両手で包み込んできた。



私の頭の中は、もう良平のことだけでいっぱいになっていた。

今日1日中、どの授業も全く耳に入ってこなかった。