それからしばらくして父が過労死して、母は荒れに荒れた。 私と優羽の養育費を払うために水商売をした。 お偉い社長さんとなんども寝たとも言ってた。 「優羽、いつか迎えに来るから。」 優太は大学進学を諦めて、家を出て行った。 それから母は落ち着いて、普通に戻っていった。 目に焼き付いてるのは 毎日毎日、何をされても母の足にすがりつきながら "愛して" って泣き叫んでた優太の姿。