私は舞台から映像の映る壁へ走った。 「なんで。なんで。」 「優羽が驚く話があるんだ。 本当は優太は死んでいない。」 「嘘。嘘。嘘。」 「優太はきっと優羽が必要になったときに現れるから。しばらくの間待っとけ。」 信じたくなかった。 映像の中の翔歌の言葉が もし本当なのだとしたら・・・・ 「優羽、愛してる。」 そこで映像は終わった。