優羽がほほをなでてくれているのがわかった。 優しくて暖かい手が俺に触れている。 俺は優羽に助けられているばかりだ。 いつだって優羽がいて、なんでも教えてくれた。 妹なんかじゃなくて姉って感じだった。 だから決めたんだ。 その優しさも暖かさも、笑顔も泣き顔も全部 俺のせいで消えてしまうなら いっそのこと俺が消えようって