「美味しかったです」



井上君は怪しい笑みを浮かべて、あたしの耳元でそう囁いた。





「なっ……」


「じゃあ、俺教室戻りますんで……
さよなら先輩」



井上君はそう言うと、資料室から出て行った。



な、何あいつ!!
すっごいムカつくし!!本気(マジ)でぶっ飛ばしたい!!