「いえ……
大したことないんで……大丈夫、です……」


「ダメ!
手当てするの、これは彼女命令だよ」


「……はい、分かりました」


「さっ、帰ろっか……」

「……はい」



あたしは蒼空を立ち上がらせた。





「ゔっ……
いってー……」


「蒼空……
大丈夫?」



あたしは態勢を崩した蒼空を支えた。