「……卑怯?
欲しいものを手に入れるのに、そんなこと関係ないさ」


「……あなたってサイッテーね」


「サイテー?
僕が?」


「そーよ、サイテーよ……
そんなこと思ってる人の仲間になんか入りたくない」



あたしは男を睨んだ。





「なら、あいつがどーなってもいいのかい?」



男は蒼空に視線を向けた