そんな恥ずかしいセリフをポロッと……





「俺、先輩を絶対離しません
なにがあっても、絶対守り抜きます」


「……期待するよ」


「はい」


「だけど……
自分の身は自分で守るわ……
人には頼りたくないの」

「先輩……」


「でも、ありがとう……気持ちだけもらっとく」


あたしは参考書に視線を戻した。