「大丈夫です」


「そ、そー?」



あたしにはどー見ても、ムリしてるよーにしか見えないんだけど……





てか、顔引きつってるし……
やっぱり、高かったんだ……
なのに、ムリして買った訳?





「正直に言って?
高かったんでしょ?」



あたしは井上君の顔を覗き込んだ。