そして彼は怪しい笑みを一つ浮かべると、あたしに近付いてきた。



「……な、なに?」



彼はあたしの目の前に来るとあたしの顎を持ち上げて、目線を彼の方に向かせた。





「きゃあー!!
ちょ、ちょっとなによ!!」



そして、彼は唇を耳元まで近付けると、静かに囁いた。





「大人しくしないと……先輩の秘密バラしちゃうよ?」