入学式のあの日 少し眉をしかめて 哀しそうな表情をしてた あたたかい春風が 綺麗な長い黒髪をふわっと揺らして その後ろ姿は ヒラヒラと舞い散る桜の花びらのようで あまりにも儚くて 今すぐにでも消えてしまいそうだった