海翔をスキってコトに気づいて3日目。


何気に名前で読んだりしていた。


それが、今のあたしにできること。


それで「好き」が大きくなる。


恋って、こういうコトなんだなあ。


って実感していた。


恋しているコトが、幸せだった。





「はあああ!!??」


「・・・・だから!海翔について知りたいの。」


凜はあたしの急な恋に驚いて、


なんだか少し怒っている。


「いつからそんな展開になってんの!いいけどさ。」


「ありがと!じゃ、まず基本プロフ教えて。」


昨日より今日、今日より明日、


「好き」が大きくなるように・・・。










海翔はクラスの男子のリーダーで、


俺様系。


好きな子は顔で決める。


らしい。


これらを細かく聞いて、


エピソードなども沢山聞いた。


どんどん海翔を知っていく。


関わらなくても、好きが募っていく。


「あたしが可愛かったら好かれるのに。」


自分の外見が見苦しくも思えてくる。


海翔に好かれるために、


中身を良くしても関わらないのなら知ってもらえない。


外見は整形しなきゃ変わらない。


話したコトない人に好かれることって、


こんなにも難しいことだった。