夜のネオンがチカチカとまぶしい。 見たくもなくてよけたいのに、あたしの体はいうことをきかずに動かない。 体が鉛のようだ。 口の中からは血の味がしてたのに、それすらも感じなくなってきた。 顔や手、首、足――… あたしをつくる全てが痛みを通り越して、感覚が麻痺する。 あたし、このまま死ぬのかな。 死ぬって――… こんなにも呆気ないモノなの?